中1の2学期以降のためにこそ英語は入学前の準備が必要です
アルファベットや単語のスペルを書く練習だけでなく、一般動詞とbe動詞の使い分けを必ず中学入学までにきちんと習得しておいてください
学校の授業を先取りせざるを得ない理由が、英語学習にはあります。
後ほどつまずきチェック問題も用意しています。入学前の準備学習のチェックにご活用ください。
「中1の英語は簡単だから大丈夫。」は危険
「入学前の英語の準備学習」という言葉を目にすると、
- 小学校の時から英語教室に通っていたから大丈夫
- 中1の英語は簡単だから大丈夫
- 中学受験が終わったばかりだから、遊びたい
- 先輩達から「別にやらなくても大丈夫だよ」と聞いていたから必要ないだろう
- 中学校生活に慣れて、授業が始まってからでも充分間に合うだろう
- クラブが本格的に始まってからでないと下校時刻が分からないので、塾通いはそれからにしよう
このようにお考えの方が多いです。
多くの中学校では最初の定期テストで「アルファベット」「身の回りの英単語」「be動詞を使った文」などが中心に出題されます。
確かに難しい内容ではありませんし、学校の授業が始まってから勉強を開始しても間に合います。ところが、落とし穴は もうここに存在しています。
本当に必要な入学前の準備は、「アルファベット・単語・be動詞の文の練習」ではありません。
英語の序盤でつまずかない学習手順
中学以降の英語の学習をつまずきなく進めていくための理想的なステップは次の通りです。
実際にはもっと細かなステップもはさみますが、ここでは大まかな流れをつかんでください。
(これまでに小学校以外で特に英語をしたことがなく、これから本格的に英語を勉強していく新中1生を想定しています。)
また、これは全て口頭で答えていくトレーニングです。英文を書くことは、ここではあえてまだしません。
なぜなら、英文を書くとなると次のようなことに余計な気を取られてしまいます。
- 単語と単語の間は少し空ける
- 文字と文字の間は詰めて書く
- 大文字と小文字を使い分ける
- 文字の高さに注意する
- 似ている文字に注意する
これでは、英文を作る基本的な思考回路の構築に集中できなくなってしまうおそれがあります。
したがって、下記の学習手順は全て口頭で答えていくことを守ってください。
中学入学前の英語学習手順
いきなりbe動詞からではなく、まずは一般動詞を使った文から学習を進めていきます。
具体的には、肯定文・否定文・疑問文の3種類について、一般動詞を使った簡単な英文が作れるようにします。
一般動詞が基本的に動作を表すのに対して、状態を説明する文ではbe動詞を使うということにふれます。
前のステップでbe動詞の存在を知った上で、一般動詞とbe動詞の使い分けができるようにします。
ただし、ここではまだ英文を作るのではなく、あえて日本語だけで考えるようにします。
be動詞を使った文にする場面であることが分かったら、実際にそれを英文で表せるようにします。
一般動詞の場合と同様、具体的には、肯定文・否定文・疑問文の3種類について、一般動詞を使った簡単な英文が作れるようにします。
ここまでのステップがきちんと学習できたら、いよいよ実践的なトレーニングに入ります。
一般動詞を使った文とbe動詞を使った文を混乱することなく使い分けられるようにします。
両者がランダムで出題されても、瞬時に英文が作れるようにします。
このような手順で中学入学前にきちんと学習しておけば、中学入学後の学習で大きくつまずくことはありません。
もちろん、入学後は単語のスペルを覚えるのに苦労する中1生も多く、アルファベットすら思うように書けない状態では入学後の英語の小テストや定期テストで結果を出すことはできませんので、英語を書くトレーニングも必要です。
しかしながら、それだけでは中1の2学期以降になってから、知らず知らずのうちに英語でつまずいてしまう心配が出てきてしまいます。
なぜなら、一般動詞とbe動詞を使い分ける力は、中学高校6年間のほぼ全ての単元で求められるからです。
ただでさえ英語はつまずきやすい科目です。
その単元でしか通用しないやり方で勉強してしまっているためにつまずいてしまうこともよくあります。
だからこそ、一般動詞とbe動詞の使い分けは、決して甘く見てはいけません。
その使い分けをきちんと習得して英文を作る基本的な思考回路を中学英語の授業開始までに身につけておくことが大切です。
今回ご紹介した「一般動詞とbe動詞の使い分け」は、中学3年間だけでなく、高校そして大学に向けた土台作りの第一歩になります。
簡単!つまずきチェック
「一般動詞とbe動詞を使い分ける力って、実際には何ができていれば良いのか」「もう中学の英語の授業が始まっているけど、すでにつまずいてしまっているかもしれない」などと心配な方は、次の問題を解いてみてください。
また、市販のテキスト等を利用して勉強していこうとお考えの方も参考にしてください。
ここでは、一般動詞とbe動詞を使い分ける力をチェックすることだけに焦点をしぼり、初歩的なところでつまずいていないかをチェックするため、次のような配慮をしています。
- 最も重要なところだけ空白にしてあります
- 主語は全て三人称単数形以外のものに限定しています
- 「自然な英文」よりも「単純な英文」であることを優先させています
- 問題はランダムに出題しています
一般動詞とbe動詞を使い分けチェック
それでは実際にチェックしていきましょう。
空白部分には2語以上入る場合もあります
問題をタップすると正解が見られます。
Q1. 私たちは毎日テニスをします。
We {} tennis every day.
We play tennis every day.
We are play tennis every day. などのように一般動詞とbe動詞を混在させてしまっていませんか?
Q2. 私たちは毎日いそがしいです。(いそがしい: busy)
We {} every day.
We are busy every day.
We busy every day. のように、be動詞(ここでは are)を抜かしてしまっていませんか?
Q3. あなたは毎日テニスをしますか。
{} you {} tennis every day?
Do you play tennis every day?
Are you play tennis every day? のように、一般動詞とbe動詞を混在させてしまっていませんか?
Q4. あなたは毎日いそがしいですか。
{} you busy every day?
Are you busy every day?
Do you busy every day? のように、一般動詞とbe動詞の使い分けを間違ってしまっていませんか?
実際にオンライン指導で学習してみる
今回ご紹介した「一般動詞とbe動詞の使い分け」を、実際に当塾のオンライン指導で体験して頂くことができます。
特に、上の「一般動詞とbe動詞を使い分けチェック」で間違いが見られたり、「こういった問題がきちんと解けるようにしておきたい」と考えておられる場合は、ぜひ一度当塾のオンラインの指導を体験してみてください。
体験授業は無料です。体験授業だけ受けて頂いても結構です。ただし、体験授業枠は限られていますので、お問い合わせのタイミングによっては体験授業をご提供できない場合もありますことをご了承ください。
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