英語を個別に指導する理由2
英語の学習も「基本→発展」の連続です。基本を正しく固めていくことが実力アップの近道です。
基本を正しく確実に固められるよう、樹風雅は英語は個別に指導しています。
難しいことを排除して基本をしっかり教える
例えば、不定詞の3用法を学ぶとき、学習塾で広く使用されているテキストでは、必ずと言っても良いほど
- 名詞的用法
- 副詞的用法
- 形容詞的用法
という言葉で説明されています。
生徒さんに品詞の知識が十分にあれば問題ありませんが、そうでない生徒さんも多くいますし、説明の冒頭からいきなりつまずいてしまうことにもなりかねません。
誤解を防ぐために補足しますが、テキストがだめなのではなく「生徒さん1人ひとりに合わせず、テキスト通りに教える」のがいけないということです。
そういう意味では、個別で指導しているだけで、使用するテキストが同じであれば、個別指導の価値は半減します。
そのため樹風雅では、本人の習熟度や理解力に合わせてテキストも個別に作成し、個別に指導しています。
尚、例えば品詞の知識が不十分な生徒さんに不定詞の3用法を教える場合、樹風雅での基本的な学習の流れはおおよそ以下のようになります。
- 不定詞部分を全て同じ語句にして各用法の例を提示する
- 意味の違いに注目して各用法の違いを明確にする
- 不定詞部分のはたらきに注目して各用法の違いに注目する
- 品詞という観点で各用法の違いを再度確認する
- 3用法の例文をランダムに提示し、一緒に分類をしていく
- 一定の理解ができたら、さらに多くの例文を分類していく
- 間違えた問題があれば必要に応じて再度解説して理解できるようにする
- 間違えた問題だけを集めて、再び分類していく
- 一定期間をおいて総復習をする
- 定期テスト前にもう一度総復習をする
このように学習の手順を細分化すると、その単元で習得すべき事が確実に理解でき、つまずくことなく力を伸ばしていくことができます。
ここでは一例として不定詞の場合を説明しましたが、英語には学習の手順が非常に重要な単元が他にも無数にあります。
基本をさらに細かく分けて学ぶ
上記で説明した「不定詞の3用法の分類」の例にもあるように、基本事項を学ぶときにも、基本事項を細かく分類し、1つのことを確実にできるようにしてから次の段階へ進めていくことが英語学習には欠かせません。
これによって基本の力がしっかりと身につき、発展への土台となります。
「発展につながる基本」を学ぶ
「基本問題が解ける=基本が理解できている」ではありません。
このことを正しく理解していないと、
- 基本問題をおろそかにする
- 基本を発展につなげられない
- 発展問題でつまずく
といった事態が発生し、さらには
- 関連する別の単元でつまずく
- 中学で途中からつまずく
- 高校の英語でつまずく
といった具合にもなってしまいます。
これらを防ぐためには、「そのまま発展につなげられる基本の力を身につけさせる」ことの必要性を指導者が理解することが大切です。
以上のことから、「基本が理解できている」とは、
「基本問題が解ける」ことではなく、
「そのまま発展につなげられる力が身についている」
ということになります。
特に英語は発展的な内容や例外項目が非常に多い科目ですので、「発展につなげられる基本の学習」を中1の内容から積み上げていけるかどうかが重要です。